2013年06月02日

第17回製本教室のお知らせ 〜裂帖装のノート〜

第17回製本教室のお知らせ 〜裂帖装のノート〜

裂帖装(れっちょうそう、またはれつじょうそう)は綴葉装、また開いた形から胡蝶装ともいいます。
和本なのですがのどまできれいに開き、開いた形のままテーブルなどにおいておけます。

第17回製本教室のお知らせ 〜裂帖装のノート〜

第17回製本教室のお知らせ 〜裂帖装のノート〜

背表紙はなく縫い糸がそのまま見えて、それがデザイン上のアクセントにもなっています。
あすかさんは見て「結婚式の芳名帳に良さそうですね」と言っていました。
実際には物語や和歌の本の古写本に多く使われてきた綴じ方のようです。
ただ、作ってみると、四つ目綴じにくらべて、糸が絡まりやすく綴じが難しいことや
和紙だとよほど厚いものではないと両面使うと裏移りしてしまうなど、操作性は高いのにもかかわらず、出版産業としての本の形式には採用されなかった理由も分かりました...。

だけど、洋本のような表現も出来そうだし、可能性はある綴じ方ではないかなとも思います。

第17回製本教室
裂帖装のノート
5月8日(土) 14:00〜16:00
参加費 ¥2.000 (お茶とお菓子付き)
申し込み、お問い合わせは丙ブログのメールフォームか、ブッキッシュ様までお願いします。
締め切りは6月5日水曜日です。




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Posted by オバネヤ at 23:43│Comments(0)手製本
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