2012年05月15日

◆LEQUIO 6月2日 製本ワークショップのご案内



わかっていたけど都合で参加できなかった。フライヤーを手に取ってやりたいと思っていたものは期日をすぎていた。
そんなかたのためのアンコール編が決まりました。


オバネヤ於LEQUIO 製本教室 ***折り本のカードホルダー***

開催日時 6月2日(土)14〜16時
参加費  ¥3.000(フクロク亭によるお菓子とお茶付き)

場所 問い合わせ先  
LEQUIO
宜野湾市喜友名2−28−23−1F
営業時間 12〜20時
電話 098−893−5572



日本では経本仕立て、西洋ではアコーディオン装と言われる、紙を折って長くつないで折りたたむ作り方の本。
本文を糸で縫う「かがり」の工程がないので簡単にでき、応用範囲が広いです。
このワークショップではより実用性を持たせ、ポストカードホルダーかフォトアルバムにしたてます。

個人的にはフクロク亭さんがお菓子のどこに鳥をぶっ込んでくるのかが楽しみです
  

Posted by オバネヤ at 19:40Comments(1)TrackBack(0)手製本

2012年05月13日

◆掲載情報

juego(フーゴ)という雑誌にbookishで行っている手製本教室のことが載りました。
昨日やっと入手しましたのでお知らせします。
掲載ページは85Pです。  

2012年05月12日

◆アートか、それとも破壊行為か


写真はKNIT THE SITYの作品@MY蔵書

おはようございます。オバネヤです。
久しぶりに本の話題をしてみます。

ストリートアートとか、グラフティとか、タギングとか、どう思いますか?
ある一定の趣味嗜好の皆様が「ナントカ参上!」とか書いたり、下品なものだったり、けばけばしく読めん文字だったり....。
いずれにせよいいイメージのものではないですね。

でもこんなのもあるんです。
職場の先生に借りたBANKSYの本。すごいおもしろかった。
絵としての巧さはもちろん、その場所まで「作品」として考慮した絶妙さ。
描かれた場所は観光名所になったりもするそうで、この人のホームページには「あなたの絵のおかげで家賃が上がって困っています」というコメントが寄せられたりするという。

あと、スプレーで壁に描く絵ばかりではなく、こんなストリートアートもあります。
KNIT THE CITY
自然史博物館とかロンドン塔など、そこに関連した編み物を作ってこっそり置いてくるという女子グループなのですが、ほっこりかわいいだけでなく、時にはちょっとした毒もある。
編む前にサイズをはからないといけないものもあり、もうそこから想像するだにあやしくて笑える。

どちらもお役所的な目で見れば器物汚損行為に他ならないなわけですが、こういうのが一切ない社会というのもまた、不健全ではないのかもと思ったり。

そしてそのような新たな視点を物事に与えられる作品や行為って紛れもなくアートです、よね?
  

Posted by オバネヤ at 12:25Comments(1)TrackBack(0)読んだ本

2012年05月06日

◆G.W

総括すると、シーミーに行ってずぶ濡れになり、ワークショップをやり、おにわ市に行って盛況でふらふらしたり不本意ながら休日出勤もし、複数の親戚の祝いにいったり、盛りだくさんだったといえる。

ワークショップの様子です。


表紙ボールにへこみを作って張り込む紙を入れ込んでみたところ


完成品


おやつbYフクロク亭

今回、洋製本を本文用紙を折るところから作り、やっと、フルコースが教えれたね、いう達成感が。(←おまえがか...?)
参加された若様とひろの様、合計すると6時間あまりの長丁場、おつかれさまでした。
優秀な生徒に恵まれて幸せです。
あと、おかげさまで中西茂展を見ることが出来、ありがとうございました。
目が洗われたような一皮むけたような(って怖い表現だな...)気分になりました。

Lequioのワークショップは次回、6月2日(土)に開催予定です。
内容など、詳細はのちほど。  

Posted by オバネヤ at 17:59Comments(4)TrackBack(0)

2012年04月30日

◆LEQUIO 製本ワークショップの様子

開催されました。
Bookishではテーブルを囲んでおりますがここでは私を中心にして横並びです。
そして、まさか同じ職場に勤めるかたが来るとは思いませんでした。






今回は出来上がり作品もこのとおりと撮影しましたニコニコ
右のYさんは布を持参でした。手触りが良かった。



そしてティータイム。フクロク亭の鳥付ききなこぼうろ&さくらロールケーキですハート
飲み物は開催直前にトワイニングのティーバッグをあわてて買ったりもしたのですが、みんなトルコ土産でもらったあやしいざくろティーをチョイス。
右の真っ赤な顆粒を溶かすとどのへんがお茶ですか?という真っ赤っかな甘〜いジュースになりました。

実は私、かなり人見知るほうなので完全に初対面の方々にちゃんと教えられるのかな...と一抹の不安を持っていたのですが、蓋を開けてみると初対面とはとても思えなほどうち解けたワークショップになりました。
文士ってダメ人間揃いだけど、そのなかでもまだゆるせる(または愛すべき)ダメ人間とそうでないのがいるよね、とか、全琉刃物センターの場所だとか、そんなこゆい話を色々と。
本好きという共通項があると話題が比較的さがしやすいのでしょうか。新たな、そして嬉しい発見でした。

Yさん、この後どのような浪漫作品に仕上げたか気になります本。機会があれば見せていただけると嬉しいです。
Nさん、今度ランチでもご一緒しましょう。お箸


次回は5月4日〜6日。
3日かけて洋製本を行う予定です。
※募集は締め切りました。  

Posted by オバネヤ at 15:44Comments(0)TrackBack(0)手製本

2012年04月27日

◆田中一村展

いってまいりました。

日本の絵描きの中では一番好きな人です。
初めてみた時を覚えているのですが、その時はまだNHKの番組で放送される前でした。
場所は美術館どころか一般のギャラリーですらないただの会議室で、その場所は、あの圧倒的な技術と独自性、写実を突き破って生まれたような幻想性をたたえた作品たちと余りにも不釣り合いで、実力を全く評価されていない不当さがひときわ際だちました。

以後、来るたびに展示場所と点数がグレードアップしていったわけですが、今度はごく若い頃の作品や絵以外の制作などもありました。きっと収集が進んだ結果でしょう。

すると、俗世間から背を向け、ひたすら己の芸術を極めた孤高の芸術家という死後のプロデュースのされ方って(本人はそう望んだだろうけど)ちょっとちがうんじゃないんか...?
といういう風に見えてきました。

奄美に渡った後の手紙には「人におもねるような絵を描くようになったら絵描きとしておしまいだ」とかいうことをかいてあるのに、若い頃はけっこう「お金持ちの応接間を飾るための絵」を描いてるんですよね。
一村の絵に遠くぼんやりと描かれている海の向こうには、ニライカナイみたいなものではなく、受けねらいの絵を描かなくなったことでそっぽをむいた東京のパトロンたちや中央画壇があり、絵の手前には「こっちのほうがぜったいいいのに。オレが死んだら絶対にそれ証明されるんだから!」というようないきどおりが塗り込まれているな、と思った。

でも、そんなふりきれない人くささもあった孝さん(本名)に、ちょっと親しみがもてた。
奄美の前の旅行に描いた絵なんか、吹き出しを入れるとすると「ヒャッホー!」みたいな感じで、感情がダイレクトに出てるんですよね。

タウチーの一筆箋を買って帰りました。
うん、分かるよ。鳥って総括的に最高だよね、孝さん。  
タグ :田中一村

Posted by オバネヤ at 00:23Comments(0)TrackBack(0)行った展覧会

2012年04月22日

◆第8回Bookish製本教室の様子 ー文庫本をハードカバーにー

こんなかんじで行われました。



今回、きちんとした本の表紙の付け方を一式やったわけですがその中で
本のあんな部分やこんな部分にいちいち名前と役割があったのかとか、中にこんなギミックが隠されていたとはなど、驚きの声があがりました。

わかります。
私も知ったときは、感動でした。
効率的で、しかも紙自体がダメにならない限り、半永久的に使い続けられる仕組みになっているんですよねー。

とはいえ手作業でやると結構な手間ですので、特に初めてのかたは中々大変だったと思いますが、みなさん最後は立派なハードカバーに仕立てていらっしゃいました。
一度分かると表紙が壊れた本の修繕なども出来るようになりますので、使えないが捨てられない本などがあれば今後役立てていただければと思います。

皆さんの完成品をとるのを忘れましたので、私が作った物を。




このワークショップ、28日にLEQUIO様にても開催いたします。
詳しいことは下記までご連絡下さい。

LEQUIO 
http://lequio-r.com/pg1117.html
(担当・アサタニ)
  

Posted by オバネヤ at 14:14Comments(0)TrackBack(0)手製本

2012年04月15日

◆bookish 第8回製本教室のお知らせ  ー文庫本をハードカバーにー

どうして道具を片付けるのは3日かかるのに散らかるのは1日なのだろうね...。



ともあれ、今度の土曜日のbookishの製本教室案内です。
今回のテーマは「装丁替え」。
文庫本をハードカバーに仕立て変えます。


参考までに、材料一式と仕立てる前の文庫本です。

文庫本はいちおうbookishさんでも提供することもできるとのことですが、どうせならお気に入りを自分好みに仕立てたいものですよね?

そんなわけで、ぜひご自分の本で仕立ててみたいものをお持ちいただけたらと思います。

※ 第8回製本教室 ※

日時   4 月 21 日(土)14:00~17:00  ←(いつもより時間がかかります)
場所   book cafe Bookish  tel. 098-879-7282
参加費  ¥ 2.000 (お茶とお菓子付き)

お問い合わせはbookish様まで。

さて、また部屋を片付けるか....。

  

Posted by オバネヤ at 19:23Comments(4)TrackBack(0)手製本

2012年04月07日

◆君は、天才か?




甥(4歳)作。  

Posted by オバネヤ at 11:39Comments(2)TrackBack(0)

2012年03月29日

◆ずらり。


手製本の材料をこんなにいただきました。
資材調達にいつも苦労してきたのでまるでキラキラ キラキラ のよう...サクラ

製本教室情報も色々いただけました。
実は7月頃、底をつきかけていた製本用クロスなどを買いあさりに行く計画を立てていたのですが、おかげで当面は困らなくなったので、生半可な知識を補強する方向に切り替えようか、と。

ほぼ独学で身につけたので、きっと要領の悪いところ、あると思うのですよね...とセロ弾きのゴーシュ的講師は常に思っているのでした。

だとすると行き先は東京でなく大阪になるのですね。
えーっと...鷹匠茶屋は大阪にもないかしら...?
←第2の目的


貴重なものを提供いただいたUさん、ありがとうございました。
しっかり生かせるよう、今後も精進します。

  

Posted by オバネヤ at 22:09Comments(0)TrackBack(0)手製本

2012年03月25日

◆偉大なる、しゅららぼん


読了記念に日出淡十郎とグレート清子を描く。
どうせなら棗兄妹描けよと言われそうだが、あえて日出姉弟で。
淡十郎は容姿にもまだ気品が感じられそうだけどね、腐ったひきこもりの清子にはそれすらないだろうな...。
と、思いつつ万城目キャラ人気投票があればまちがいなく上位に食い込むだろうねグレート清子。
南極でペンギンに同化するキヨティーも描こうか? 気が向いたら。

ちなみに主人公の涼介は小島よしおっぽい感じ、早瀬さんは県立弥陀仏高校のゴル子さんみたいなのを想像してます。

今回、観光地的にこれまでほどメジャーではないところが舞台でイメージ湧きづらかった上(滋賀県民の皆さん、ごめんなさい)、かなり終盤になるまで明かされない謎が多くてこっちもがまんがひつようだった。
それだけに終盤のあたりはとてもおもしろかった。

「鴨川ホルモー」よりこっちのほうがコミカライズ向けなんじゃないかと思います。というか図で説明してほしいことが多いのでやってほしい。
映画だと、よほどの資金といいスタッフそろえないと安っぽくなりそうなので、コミカライズで。

にしても、おもいきり続きがありそうなラストでしたねー。  

Posted by オバネヤ at 17:42Comments(6)TrackBack(0)読んだ本

2012年03月23日

◆卒業式


22日は小学校と、そして大学の卒業式でした。
そんなわけで中庭で学生達が浮かれていました。

H先生の話だと、この日は浮かれすぎて池に入って水をはね散らかしたり、だれかを担ぎ込んだりしたと言うことだが、それは見られなかったのでこれでもずいぶんおとなしくなったのかもしれない。

全然キャンパスライフにあこがれる気持ちはなかったのだが、大学ってただ勉強するだけでなく、そしてだだらだら遊ぶだけでもなく、「これ」と思ったことがあれば、おそらく今の日本の社会の中では一番追求できる場所だろう、と職場として就職した後にわかった。

そこは、今更うらやましい。

余談だが「鴨川ホルモー」の原作を読んでるとき、龍谷大学の「龍大フェニックス」をついつい琉大フェニックスと読んでしまい困った。
先生方のだれか学生の頃やってたんじゃないか? と疑いの目を向けたり。

  

Posted by オバネヤ at 01:02Comments(0)TrackBack(0)

2012年03月18日

◆やるやる詐欺じゃないもん



やるスピードが遅いだけだもん! という証拠写真。
本ペンダントキット、スパンコール縫いつけ作業中です。

ワークショップで中途半端に余ったものが増えたのでこんなちまちまとしたものもっと作りたいです。なんか好評だし。
そう思いつつ、たまっていくスピードの方が早い...。  

Posted by オバネヤ at 22:05Comments(0)TrackBack(0)手製本

2012年03月18日

◆第7回製本教室のこと。あと補講


前の記事の通り折り本の作り方でした。

なんか、毎度何らかやらかしちゃってすみません...。
でもなんとか出来ました。左側がそうです。右側は一つ前に記事に載せた試作品です。

ちょっとこれだと分かりづらいので補講をかねてアップの写真をとりました。



この折り本は紙を互い違いに重ねて折丁を作る方式で、比較的しっかりした仕上がりになります。
今回カードホルダーとして作りましたので、葉書の大きさに合わせて四隅に斜めに切り込みを入れてます。
教室では各頁を貼り合わせる前に切り込みを入れたのですが。
こういう風↑に裏側を傷つけない様、折りの間に厚紙を差し込んで切り込む方法もありますよ。

教室ではポストカードサイズの切り込みだけでしたが、さらに写真プリントに合わせたサイズの切り込みも追加してアルバムに使えるようにしてにもいいのではないかな、と思います。

その他、それぞれに使い方を工夫していただければ嬉しく思います。


次回は装丁替え。
文庫本をハードカバー仕立てにします。
お気に入りの文庫本をお持ち下さい。
それぞれのイメージがあると思いますのでこの紙を表紙に使いたいの! というのがあればお持ちくださいねニコニコ  

Posted by オバネヤ at 19:26Comments(0)TrackBack(0)手製本

2012年03月12日

◆bookish 第7回製本教室のお知らせ  ー折り本のカードホルダーー

まいどギリギリまでお知らせしなくてスミマセン!
これでもがんばってやっているのですが、追いつかない...。

昨日、来客が帰った後に半徹して作った試作品です。
回りの様子がいつもと違うのは今日は勤めの方の昼勤務のあとに夜勤務があり、その間に飲食店に入ってパン食いながら撮影したからです。




お品書き風に見えますね。
じっさい飲食店のメニューなどに十分使用出来ると思います。
折り本は応用の幅がとても広いので前からやりたかったのです。


こうやって立てると屏風風になります。
これは和風にしましたが洋製本ではアコーディオン装といい、表紙紙がかわればまるで印象が変わりますよ。

※ 第7回製本教室 ※

日時   3月17日(土)14:00~16:00
場所   book cafe Bookish  tel. 098-879-7282
参加費  ¥ 2.000 (お茶とお菓子付き)

お問い合わせはbookish様まで。

    
  

Posted by オバネヤ at 22:45Comments(4)TrackBack(0)手製本

2012年03月08日

◆霹靂

突然カレンド沖縄に載ってました

ど...どうして??がーん 私何もしてないのに!!
最近話題の顔の本にて歴代の元彼をストーキングしてるやらネット関連の気持ち悪い話を山ほど聞かされたところだったので、取り上げてくれてありがとうというべきなんだろうけど、正直怖いというのが今の気持ちです。

一応発信元に確認してみようと思います。  

Posted by オバネヤ at 21:19Comments(10)TrackBack(0)

2012年03月08日

◆ビフォーアフター

依頼主様に許可がいただけましたので、今回の修繕を掲載します。
ただし、作るのも撮るのも一人なので両手が離せない工程は撮れていないことをご理解下さい。

まず、修繕前の状態。



開いたところ。
表表紙と背表紙の下半分及び背枕が遺失しています。



お父上から初めてプレゼントされた思い出の本と言うことで、なるべく元の雰囲気を変えない方向で治してほしいとの要望でした。

まず裏表紙の印刷がまくれいている部分や本文用紙が分裂しかかっている所を補修。
絵がはがれて地のボール紙が見えている部分に紙を貼ることも考えましたが、雰囲気が変わると思うのでやめました。
遺失した表表紙と壊れた背枕は新しくつけることにします。

材料まで用意したところです。
右から製本用クロス、表紙用紙、その上に乗っているのが背枕、見返し紙、その上に乗っているのが寒冷紗。それから本。



見返紙は薄いので接着芯で裏打ちしました。



表紙ボールは絵本に合わせて角にヤスリをかけて丸くします。



製本用クロスを貼ったところ。
これを背枕と寒冷紗と見返し紙を仕込んだ本に付けます。
表紙にはタイトルとこぶたたちの顔をいれました。

はい、完成。



裏表紙側。


背表紙側。



開いたところです。
今回、どのような形で思い出を残し、なおかつ使用できる状態にするか、私にとって学ぶところの大きかった補修でした。









  
タグ :本の修繕

Posted by オバネヤ at 00:21Comments(4)TrackBack(0)手製本

2012年03月03日

◆修繕プラン


今度は本の修繕。ただいま作業中です。
遺失した部分があり元通りに修復するのは不可能な本で、残った部分で元を推測しここまで決めるまでの方が大変だったヨ...。

週明けには出来てると思います。
  
タグ :本の修繕

Posted by オバネヤ at 10:12Comments(6)TrackBack(0)手製本

2012年03月01日

◆「堀り出す力」としての美術

「大切なものは目には見えない」という格言(?)があるが、私は大切なものは必ずビジュアルに現れてるものだと思っている。
一見なにげなく見えるが実は気を配られて作られたもの。一見綺麗だけどポーズだけで中身がないもの。言葉はいくらでも実像を曲げられるが見た目はごまかせない。問題は見る方にどれだけの読み取る能力が養われているかどうかだ、と。

さらにそれを効果的に人の前に提示すれば、すでに立派な美術表現で。

井上由季子さんの「文房具で包む」を見た。
タイトルの通り、ラッピングの本なんだけどカラフルな包装紙も高価なリボンも出てこない。
パンチ穴補強シールやゼムクリップ、事務用封筒など普段は機能以外に意識されないようなもので包まれて、それは思いもかけないぐらい自由でユーモラスな表情を見せている。

かわしまよう子さんも、それから前回取り上げた勝谷まゆみさんも、それぞれの領域でそんな堀り出す力を発揮している人だと思う。

「えー? これってこんな風にすればこんなにかわいく見えるんだ!」という既製概念が壊され、再構築される心地よいショック。
西洋美術史から見れば最近の動きのように見えるが、実は昔の日本で生活雑貨で花を生けたりする「見立て」として普通に存在していたものだ。

だから、実は全然特殊なものではなく誰にでも美術することはできるのだと思う。

私の表現は「本」というかたちにまとまりつつあるけど、これからはそんなことも模索して落とし込めていければなと思う。
それから、美術の目で世界を見ると面白いし便利じゃないか? と作り方を教えつつそんなことも伝えられるようになるといいな、とも。  

Posted by オバネヤ at 00:00Comments(0)TrackBack(0)読んだ本

2012年02月26日

◆補修日和

寒いです。 
外に出たくありません。でないといけない用事があったのでしぶしぶ出ましたが、一日中家にいたい気分でした。
そんな日にやること。

アメリカ土産でいただいた手提げバッグです。製本教室で使う小物を入れていたのですがどうやら繰り返しの使用を想定されていなかったものらしく洗うと持ち手がほつれてきました。



そこでほつれた側をバイアステープでくるみ、ブランケットステッチで縫いつけてみました。



さらにバイアステープに赤い色で補強も兼ねた運針。
写真だとよく分からないですが。



これで又使えます。
今日は他に穴が空いてきて持ち手が怪しくなったエコバッグの修繕や編み上がったけど糸の始末をしていなかった毛糸のストールの仕上げをしました。

勝谷まゆみさんの「繕いノート」を時々参考にしています。
補修を隠すのではなく新しいデザインにするイマジネーションの豊かさを見たとき、それまでどこかみみっちいと思っていた補修への概念が覆されました。






  

Posted by オバネヤ at 21:29Comments(4)TrackBack(0)その他手作り